久しぶりの「おかえリーフ」
10月7日のオープンに向けて、ただいま急ピッチで工事が進んでおります。
先日からは、ホームパーティの内壁としてすっかりおなじみの自然素材100%の塗り壁、湯布珪藻土の左官工事がはじまりました。
(今すぐ実物を見たい!という方は、モデルハウス「すばこ」、光の森モデルハウス「
Cheek」の和室、2階の一部でご確認ください。)
施工初日は、湯布珪藻土を日本中に広めて回っているミスター珪藻土の井筒さんが、空気よりも軽いと思われんばかりのフットワークで応援に駆けつけてくださいました。
下地のパテ処理が仕上がりを左右します
湯布珪藻土と井筒さんについては、これまでにスタッフブログでも書いていますのでぜひご覧ください。
2016.6 湯布珪藻土への情熱 2017.7 お好み焼きパーティ
新しい「リーフ」の湯布珪藻土は設計者の山上や、湯布珪藻土アンバサダーの井筒さんにとっても、初めてのチャレンジがありました。
それは、色。
これまでも、お客様邸にて、一面だけをアクセント的に色で仕上げたことはありました。
例えば、
ideAhouse I様邸のくすんだグリーン
バイクガレージの家 U様邸の北欧ブルー
おなじくU様邸のグリーン
おれんち?カルデラ H様邸のヨシタマブラック
そして、この度の新色は・・・
パーティーグレー
分かりやすい日本語にすると、灰色、ねずみ色、です。
はい、地味ですみません。
でも、そこがHOMEPARTYらしいと思いませんか。
ところで、色をつける場合、プレーンな湯布珪藻土の原料に色粉を混ぜて水で溶かします。
壁の一部分程度でしたら一回の作業で済みますが、全体をカラーにする場合、何度も色を混ぜる作業を繰り返すのですが、少しでも色粉や水を混ぜる割合が違ったり、よく混ざっていないと、色ムラが出てしまいます。
ますは、プレーンな粉に色粉をまぜて均一の状態にし、
次に、すこしずつ水を加えながら、塗る状態にまるまで混ぜて混ぜて
完成!
塗る前はいつも沼底の泥にしか見えませんが、もともと土なので何の疑問もありませんよね?
さて、井筒さんの指南を受け、実際に塗り壁を施工するのは、この道40年以上、ベテラン左官職人集団の松村工業の左官職人さんたち。
代表の松村さんは、着々12号でもご紹介しましたが、丁寧な施工、確かな技術といつも笑顔の対応で、スタッフからもお客様からも人気の職人さんです。
天井の施工は肩や首に負担がかかり特に大変な上、ホームパーティの家は小部屋に別れていなプランが多いため、大きな面をなるべく途切れ目が分からないように一気に塗ってしまうのが大変だそうです。こんなに広いモデルハウスを3人でほぼ塗り上げてしまうなんて本当に頭が下がります。
当たり前ですが、全て人の手で塗っていくので、一気に塗れる範囲は、職人さんの腕の届く範囲まで。範囲が区切られた壁だと、そのエリアで区切ればいいのでムラなく塗りやすいのですが、広い面になると、どうしてもコテの折り返し部分などが仕上げに出てしまうそうです。
でも、それこそが機械にはない「手仕事の味」だなーとホームパーティではオススメしております。
ここで、職人さんたちの息の合ったチームワークをご覧ください。
でも天井に手が届くなんて・・・
左官職人って背が高い人じゃないとなれないの?
そんなあなたも大丈夫、
足場は、安心のコーラの赤箱です。
赤箱のほどよい高さが天井を塗るのにちょうどいい。
広い面と同様に、細かい部分も職人さんの腕の見せどころ
気になる部分はすぐに霧吹きをかけて丁寧に修正。
さて、気になる色ですが、塗りたてはこんな感じ
乾くと薄くなって良い味をかもし出してきそうな予感。
すべり台の裏側、何のスペースになるかはお楽しみに
松村さんは、いつも可愛いアームカバーをされています。
2016年秋(着々12号より)
2017年秋 KAB「リーフ」にて
もし現場で松村さんに会われた際はアームカバーにも注目してみてくださいね。
九州の9月といえば台風シーズン真っ盛り、
こちらも来るのは承知の上でやっとりますので。
対策は万全に。
一番大事な部分
何事もなくすみますように。