ホームパーティのすまいづくりに携わっている職人さんを紹介する「つくり手の想い」シリーズ。
第二回は、ホームパーティオリジナルの建具や作り付けの家具などを作ってくださっている高田直樹さんの想いをお伝えします。
お客様のイメージにぴったり合う既成家具を見つけるのは、なかなか難しいものです、その点、造作家具は、その人らしさやこだわりが反映されますから、引き手の形状や板の厚みなど、お客様とじっくり対話しながら、思いを形にしていきます。その分、手間もかかりますが「既成の家具にはない満足感がある」と言っていただけると、本当にうれしいですね。
木は生きもの。造作家具は、寸法通りに作っても、木の反りやねじれなどで、ぴったり合わないことがあります。毎日使うものですから、すっとなめらかに動き、ピタッと収まることが大切。たった数ミリの寸法を合わせるために、30丁の鉋(かんな)を使い分けながら微調整していきます。木の性質(たち)を読みながら、ミリ単位で精度を合わせていく作業は、長年の経験と勘だけが頼りです。
長い間、毎日付き合っていく家具ですから、丈夫で使い勝手がよく、デザイン的にも満足がいくものでなければなりません。ホームパーティの造作家具は、木が反らないように工程を多くするなど、目に見えないところにさまざまな工夫が施されています。特別な手入れは必要ありませんが、時々オイルを塗ってあげると、どんどん味わい深く、使えば使うほど手になじむ家具へと変化していきます。
高田さんが作られた家具はホームパーティのモデルハウスご覧いただけます。
ぜひお越しになって巧みに技をお確かめください。