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つくり手の想い Vol.1 棟梁 砂原光国さん【後編】

HP編集部
HP編集部
2019.06.24

 

ホームパーティのすまいづくりに携わっている職人さんを紹介する「つくり手の想い」シリーズ。

今回は、大工になって半世紀、ホームパーティでもたくさんのお家を建ててくださっている砂原棟梁の後編をお届けします。

 

前編はこちらから▽

つくり手の想い Vol.1 棟梁 砂原光国さん【前編】

 

 

「ベテランとか新米とか関係ない。大事なのは協力し合うこと。」

 

 

 

半世紀のキャリアの中で感じるホームパーティの良さは、担当者全員のコミュニケーションがきちんととれているということだと話す砂原棟梁。

「例えば、他では設計と大工との打ち合わせは1日だけという現場もある中、デザイナーは工事の要所要所でも現場に数回足を運んでくれるし、お客様との現場監督だけでなく営業担当が来ることもあるから頼もしいね」

と教えてくれました。

 

お客様の想いをカタチにするためには、現場任せで家を建てるのではなく、関わるスタッフみんなで我が子のように可愛がることが大事だという想いがひしひしと伝わってきます。

 

 

変わらない仕事がからこそ進化をやめない

 

 

「大工になって50年、未だに新しいことへのチャレンジをやめることはないです」

とまっすぐな表情でおっしゃいます。

 

一邸一邸、同じものはないこだわりが詰まったホームパーティの設計でよくある、少し手が掛かる作業や、新しい試み、ちょっと面倒なお願いにも「やってみよう」と前向きに取り組んでいるそうです。

 

「そうすることで自分自身も進歩するんだよ」

いくつになってもチャレンジをやめない姿勢には私たちも見習うことがたくさんあります。

 

 

 

「家を建てる」という変わらない仕事だが、ただ同じことをだらだらと長くやっていても仕方がない。

その言葉からはご自分への厳しさも伝わってきます。

その時々で唯一の仕事をしているという自負ある近年、アネシスグループの他事業部の新築や、リフォーム工事も担当、日々新しいことに取り組んでいらっしゃる砂原棟梁。

勝手が違い慣れないこともあるが、これからは大工みんなの意見をまとめて、アネシスグループ全体を良い方向に導いていきたいという想いを語ってくださいました。

 

 

 

現場で作業風景を目の当たりにしていると、ごつごつとシワが刻まれた手で道具を操る器用な動き、木を見つめる真剣な眼差し、小柄ながら重いものもひょいと運び、俊敏にあちらこちらを動き回るスピード、いつまでいても飽きることがありません。

一連の動作は、まるで半世紀に渡って身につけた所作が凝縮されているようで、なんども目にしているはずなのについつい見入ってしまいます。

 

 

いつも弟さんと、姪っ子さん、甥っ子さんの家族ぐるみで現場に入られている砂原棟梁。

「漁師だった父が、漁師の道は厳しいからって大工だった叔父に弟子入りを勧めてくれたんだよ」

そんな叔父への感謝から、近年は後輩の育成にも力を入れたいと考えられているそうです。

 

盆と正月の連休には天草の実家に足を運びのんびりと釣りを楽しむのが恒例なんだそう。

「自分がそうしてもらったように、弟子が独り立ちするまでのあと10年は頑張りたい。」

少し照れたようにそう語ってくださいました。

   
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