こんにちは、イチノヘです!
この文を書いている今日も(7月15日)雨が降っています。
豪雨のあまりにも大きな被害に胸が痛く、これ以上雨が降らないように、被害が拡大しないように願うばかりです。
人吉まで支援物資をまとめて届けてくれる方がおり、先日、わずかですが託してきました。
熊本地震の時は大変お世話になったので(わが家のある西原村は震源でもあり、人的支援も物資もたくさん応援していただきました)、今度は少しでも力になれればと思います。
水害にコロナにと、ちょっとあんまりじゃないの・・・という、前向きな気持ちになれない今日この頃ですが。
梅雨が明けたら熊本は夏本番、暑さに負けないよう努めて体調を整えたいものです。
そこで今回は、野菜を使った体に優しい夏の郷土料理の話をしようと思います。
私は大学時代の4年間を山形で過ごしました。
山形も東北だし涼しいかと思いきや、近年埼玉や岐阜に抜かれるまで、日本の最高気温記録を74年間も守っていたのは山形でした・・・
そのためなのか何なのか、山形では他では見たことがないオモシロイ夏のメニューがあります。
冷やしラーメンとか
(冷やし中華ではなく、冷たいスープのラーメン。醤油味でさっぱりしています)
冷やしシャンプーとか
(理容室のサービス。冷蔵庫で冷やしたシャンプーで洗髪してくれる)
冷やしラーメンは豚骨王国の九州ではあまりウケないかもしれませんが、冷やしシャンプーは人気が出たりして・・・
そんな中、特に気に入って夏によく作るのが”だし”という郷土料理です。
いわゆる鰹だしなどのだし汁ではなく、野菜を細かく刻んで醤油などで和えた料理です。
材料は、茄子、きゅうり、大葉、茗荷、生姜、昆布など。
オクラや長芋など、粘りの出る野菜を入れても美味しいです。
全て5mm角くらいに刻み、合わせておいた漬け地で和え、味をなじませたら完成。火を使わないので夏にはありがたいです。
茄子は水に晒した後、漬け地で共洗いすると水っぽくなりません。
きゅうりはタネの部分を抜くとさらに食感が良くなります。生姜だけ2mm角ほどに細かく刻むといいです。
山形のだしは結構メジャーで、レシピが色々紹介されているので検索してみてください。
わかりやすいレシピ 白ごはん.com 山形のだし
そのままでも美味しいし、白ご飯にかけたり、冷奴やそうめんにかけてもとても美味しいです。
さっぱりしていてパリパリとした食感も楽しく、野菜だけなので体に負担もかからず、特に夏向きの料理だと思います。
今回はそうめん。
冷涼な青森に、特別夏に食べる郷土料理なんてあったっけ?と思いながら色々思い出してみたのですが、そういえば茄子の紫蘇巻きというのがあります。
ただこれは”青森の郷土料理”として特に喧伝されていないので、青森独自のメニューか自信がないのですが・・・
美味しいのでご紹介します。
茄子を適当な長さに切って(紫蘇の幅くらい)、太さに応じて4〜6分割します。
茄子に味噌を塗り、紫蘇を巻き、巻き終わりを下にして油を引いたフライパンで焼いたら完成。
味噌は酒や砂糖を合わせて(3:1:1くらい)味噌だれにしておくと塗りやすく、美味しいです。
味噌に胡椒or七味唐辛子などを振ると大人味に。味噌だけを塗るときは少なめに塗ってください。
冒頭の写真は、完成した紫蘇巻きを盛り付けたところ。
ご飯のおかずにも、お酒のおつまみにも合います。紫蘇は大葉(青紫蘇)でも赤紫蘇でもお好みで。
細めの茄子で作るときれいにできます。
ガッツリスタミナ系メニューも心惹かれますが、体質のせいか胃もたれしやすく・・・野菜中心の軽いものを食べる方が体調が良いように感じます。
これから長い夏が始まります。青森生まれの私にとっては長い長い長い長い長い夏です。
体調整えて頑張ります。
それではまた次回、よろしくお願いいたします!