当たり前に生まれた開放感。
必然的に生まれた空間だからこそ、自然と人が集まり、ゆったりとした時間が流れていく。そこには、「何もしない」という心地よさだけがあります。
所在地 | 熊本市東区 |
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完成 | 2013年 |
1階床面積 | 72.04㎡ 21.79坪 |
2階床面積 | 48.85㎡ 14.77坪 |
設計 | HOMEPARTY |
木の素材感を空間全体で感じる無垢の家。しっとりとした質感とやわらかな色合いがお部屋全体を包みます。
1階と2階をつなげる吹抜の中心に暖炉を。暖炉で燃える木の香りと温かさに包まれて、家族全体が優しい気持ちになれる癒しの家になるようにデザインされています。開放感だけでなく、上下を“無で繋ぐ”という見えない機能も。
じんわりと心も身体も温めてくれる薪ストーブ。お料理が趣味のご主人がピザを焼いてくださいました。慣れた手つきで温度や火加減を調節しています。
「ムダなものって意外とないんです」
みかんの皮も乾燥させると焚き付けに使えるんだとか。これまで普通に捨てていたものが意外と利用できるということを薪ストーブに教えてもらったそうです。
「テレビなんかいらないんです。ただ火を見ているだけで落ち着きますね。寒いのが楽しみになったのは初めてです。」
やさしい口調で語るご主人。奥様もそんなゆったりとした時間がお気に入りのようで、ほっこりとした夫婦の会話が目に浮かびます。
住宅街の中でも、“自然の中で生きる”ことを感じられる、薪ストーブ。薪割りはご主人の力の見せ所です。
天然無垢素材が全面に広がる開放的な空間レイアウト。施主様の趣味でもある木工芸の世界観にも似たネイキッドな質感で、たくさん深呼吸したくなります。
窓は外との境界をつくるためのものではありません。違和なく外へと繋ぐ木フレームの大開口が印象的です。
広々とした芝生のお庭。車のおもちゃもいつか自転車に変わっていくのかな?
HOMEPARTYの家で、新しい暮らしが始まると、玄関アプローチをデザインしたり、ウッドデッキがほしくなったり。“好き”を住まいに取り入れたくなるものです。M様邸でも、家をぐるりと囲む木製のフェンスづくりが始まりました。
無垢の杉板に色を塗り、その板をアルミの角柱にインパクトドライバーで留めていく・・・。
「無心でやっていると、あっという間に夕方になっちゃうんですよね」
ご主人の言葉に、奥様がくすくすと笑います。
「僕たちらしい家をつくろう」
家の中は、新築の際にでた端材で作ったスプーンやフォークなど、ご主人手作りのものたちであふれています。
「自分で作ったものは、なんだか愛着があります。暮らしの中で使っていくと、古びずにどんどん深い色合いになっていくような気がして。」
M様ご自身の手で、どんどんと「自分らしい」家が完成していきます。
「お子様の口に入れるものは自分で作りたい」
そんな気持ちで畑作りにも挑戦。畑作りが趣味のお父様の知恵を借りながら試行錯誤しているのだとか。愛読書は「家庭菜園の本」だそうです。
「休日は家族で土いじりをしながらゆっくり過ごします」
ここでできた野菜たちは、どんな料理に変身するのでしょうか?
徹底したこだわりと、わが子へのやさしさあふれるM様邸らしさが垣間見えます。
おやつの干し芋(安納芋)も、おうちで獲れたもの。究極の地産地消です。
木製のフェンス作りの後、続いてウッドデッキ作りが始まりました。
M様邸のウッドデッキには図面がありません。現場合わせで作っていくには、かなりの技術が必要ですが、そこに「ノープランの楽しさ」があるとご主人は語ります。
木目をきれいに活かす浸透系の塗料を使ったり、隠れて見えなくなる部分には作る段階でメンテナンスしておいたり、お住まいに対する愛着の深さを感じます。
頼れるお父さんとしてのやさしさが溢れるウッドデッキにお子様もご満悦です。
そんなお子様もどんどんと成長していきます。
お子様がどんどん動くようになると、いろいろなところが遊び場になります。たくさん遊んで、たくさん汗をかいたら、大好きなお菓子の時間です。
「薪ストーブを囲み、薪ストーブに包まれる」
そんな心から温まるM様邸です。
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