Atrier Leaf オープン記念として 3/19(Sat)に開催させていただきました
”tico moon live” について、当日の様子をレポートさせていただきます。
三月に入り、お庭の木々たちは可愛らしい花々を開かせています。
―初代Leafから移植した桜
―スズランのように可愛らしい花をつけるドウダンツツジ
―お向かいの雑貨店 HOTOLI から拝借したワビスケの花片
―大きなガラスが南北のお庭をつなぎます
心も晴れやかになる温かな日。絶好の音楽日和です。
*
2022年の春から始まったHOMEPARTYの新社屋建替えプロジェクト。
オーナー様、これまでお仕事で関わらせていただいた方々、沢山の方々に支えられて無事社屋の竣工を迎えることが出来ました。本当にありがとうございます。
新しい建物を色々と構想している段階から、どうつくるかという建築的な部分と、どう使われていくのかというプログラム的な部分を沢山話し合ってきました。
「いえ」を起点とした様々な事柄をHOMEPARTYを通してアウトプットしていく時に、出来上がった建物がそれらをおおらかに受け止めてくれるといいなという思いで空間を考えていきました。
その一つが「音」です。
くらしの中に「音楽」があるって、文字通り楽しい。
「音」を「楽しむ」空間をつくろう!
そんな風にして、建物内に段差のある、ステージを設えることのできる大きなホールが出来たのです。
そして、その記念すべき初ステージを tico moon のお二人へご依頼する運びとなりました。
これまでHOMEPARTYの展示場で空気のように優しい音を響かせてくれていたユニットです。
―左:ギター奏者 影山敏彦さん
―右:ハープ奏者 吉野友加さん
楽器と沢山の機材を詰め込んだ車で、東京から遠路遥々熊本へと来てくださいました。
影山さんは熊本にもご縁があるということで、”いきなり団子をお土産に買って帰りたい”などと熊本人には嬉しい小話もしてくださいました。
―開演前の会場。お庭から枝折してきた植物たちがあちらこちらに。建物内もすっかり春模様です。
いよいよ開演です。
お二人顔を見合わせ、息を揃えてのスタート。
ハープの美しい音色が会場中に響き渡る瞬間です。
優しいメロディーを奏でる手元をついつい注視してしまいます。
こんなに沢山の弦が並んでいるのに、左右の手と指がすらすらと滑っていくのが不思議。
この日は友加さんのきれいな歌声を聞くことが出来る楽曲も選んでいただきました。
心が洗われていくのを感じます。
集まっていただいた方々も、音に合わせて頷いたり、肩を揺らしあったりしながら、体中で音を楽しんでいただいている様子。
リラックスしたムードの中、時が過ぎてゆきます。
影山さんの、クスッと笑ってしまうトークも愉快で、とてもチャーミングなお人柄が伝わってきました。
*
公演の前後、この日をより楽しんでいただくために、
”食卓mano”さんからは焼き菓子やジャム、シロップを、
”珈琲カド”さんからは「ハルブレンド」を含む定番のコーヒーをお持ちいただきました。
―HOTOLIからのお品物も一緒に並べさせていただきました。
私も久しぶりにレジに立ち、お客様と会話する楽しいひと時を持つことが出来ました。
*
夕暮れ公演は、北側の窓からきらきらとした日差しが差し込んできて、
ステージはまた違った表情を見せます。
いつもソファに腰掛けて、
「いいよねー、いいよねー」と話している北側のお庭を背景に音を感じることが出来、最高に心地よい時間でした。
―お見送りのキャンドルライト
初めての音楽ライブ開催。
ドキドキしながら迎えた当日でしたが、この場所で同じ音を感じた一日はとても素晴らしいものになりました。
素敵な音を聞かせて下さった tico moon のお二人、お集まりいただいた皆様、本当にありがとうございました。
*
―公演後、スタッフで乾杯をして幕を閉じました。
またの機会をお楽しみに。