こんにちは、まだまだ半袖の むたぐち です。
10月になりましたが、暑がりの僕はまだしばらく半袖です。
さて今回は少し前に我が家にやってきた木のお話です。
時期はお盆の夏季休暇。
実家のある福岡に帰省した時です。
今年の帰省は 祖母の初盆
と、言っても悲しい感じではなく、あと1ヶ月ちょっとで100歳の誕生日で、
99歳で腰も曲がらず、最後までおしゃべりができて、大往生という言葉がぴったりの元気なばあちゃんでした。
そんな、ばあちゃんですが庭木が好きで祖母の家には30本以上の木々が植わっていました。
桜、桃、椛、椿、マユミなどなど、
小学生の頃に実っている桃を木に登って採ったことも思い出です。
枝が折れて、しっかり、ばあちゃんと父に怒られました。
家自体は増築した部分から痛んでしまって手を入れるのはなかなか大変な状態になっていました。
叔父、叔母も遠方に居を構えているので家もお庭もお手入れを続けるのはむずかしいなぁという話に・・・
木々も近所の人に迷惑をかけてもいけないし・・・
木々は切ってしまおうか。という話に。
まぁ、よくある話です。
実際、住んでいないお庭の管理を続けるというのはなかなかできることではないと思います。
でも、ただ切ってしまうのはなんだかさみしいなぁと思い・・・
ちょっと見てみよう!
木々の多くは皆大きく敷地の奥に生えているので掘り返して持っていくのは現実的ではなかったのですが・・・
一番奥に「 ブルーベリー 」がいました。
毎年、母が大量のジャムをくれるのですがその実をつけている子だそうです。
見た感じ、ぎりぎり運べる。
掘ってみた感じ、なんとか運べる。
根鉢を作ってみた感じ、我が家へお迎えしよう!
夏の帰省なのですが、涼しく快適な奥さんの車ではなく
めずらしく僕のランクル君で帰省をしていました。
なにかあるんでしょうかね。
とはいえ根鉢までいれると2mちょっとあり、
後部座席は倒してブルーベリーで埋め尽くされました。
重さもなかなかのもので父とパジャマ姿の夫婦の3人でぎりぎり持ち上がりました。
作業中の写真は母がとっていましたがとても人様にお見せできるようなものではありません(笑)。
作業着なんか持って行っていませんので早朝にパジャマで突撃です。
福岡から帰るときは姉家族に家族をお任せして、
ブルーベリードライブになりました。
家に着くとすぐに植樹です。
なるべく深く穴を掘って、枯れ枝、枯葉を集めて敷き詰めて腐葉土と竹炭と掘った土を混ぜて
植え込み完了です。
芝と草も伸びていたので刈ってから木の根元に集めて
乾燥をなるべくしないようにして完了です。
夏の移植なので根付いてくれるかとても心配なのですが、
翌朝から
パジャマ・・・パンツ? 水着?の怪獣たちが水やりをしてくれています。
ありがたいことに植え込んだ日から1週間ほど夕立が続いてくれていました。
植え込みの作業をしていると
「 たまむし 」がやってきました。
なかなか見かけることが少ない虫だと思います。
きれいなのでみんなで眺めて放すと飛んでいきました。
虫の知らせってやつなのか、
ばあちゃんが植え替えを覗きにきたのか、
僕が生まれる10日前に亡くなったじいちゃんが遊びにきたのか、
なんかそんな気持ちになりました。
あ、霊感なんかはまったくありません。
植え込んで1ヶ月半ですがブルーベリーは元気にしてくれています。
来年はジャムを作ってお墓参りにいこうと思います。
なんだか、しっとりしたブログになったような気がします。
僕にもナイーブでデリケートな部分があるようです。
では、また来週!