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素麺の話

一戸 紀見華
一戸 紀見華
2024.09.22

こんにちは、イチノヘです!

 

 

空高く、空気は澄んできましたが、相変わらずすごい暑さです。

今年は本当に涼しくなりません。

9月に入ったら、そろそろお店にも秋らしいメニューを出そうと思っていたのですが、暑すぎて芋とか栗とかそんな気分にならず・・・

まだ冷たいorさっぱりしたものの方が恋しいです。

 

暑くても暦は進み太陽高度が低くなり、軒から日が差し込むようになってきました。

暑くないの?と思いますが、日に当たるのが好きな猫たちは早速日向ぼっこ。

 

 

 

さて。

そんな夏の間に何度も食べるものといえば素麺。

普段はあまり深く考えずにつるっと食べている素麺の、いろいろな種類の詰め合わせがあると先日知りまして、食べ比べをしてみようということに。

たぶん6月くらいにやった方が良かった企画(?)ですが、実験みたいで楽しかったので、今回は素麺食べ比べの話をします。

 

 

素麺といえば

 

 

熊本に来てから、素麺の種類の多さには結構驚きました。

島原素麺、南関素麺などの産地別だけでなく、等級別にも色々種類があって、こだわって食べられているのだな・・・と思ったものです。

青森・山形にいたときは、素麺といえば揖保乃糸くらいしか知らなかったので新鮮でした。

 

余談ですが、山形は夏の間もキンキンに冷やしたラーメン(冷やし中華ではなく)がよく食べられていました。

たぶん素麺よりラーメンというお国柄と思います。

 

気を取り直しまして。

メーカー別食べ比べもいつかやってみたいですが、今回はやはり定番の、素麺といえば揖保乃糸ということで、揖保乃糸の種類別食べ比べをします。

 

 

右から

赤:上級品

紫:縒つむぎ

青:夢双

金:熟成麺

黒:特級品

黒:三神

これでも全種類ではありません。揖保乃糸奥が深いです・・・

さて、では茹でて食べ比べをしてみます!

 

 

比べてみると

 

 

 

1種類ずつ茹でて、冷水で締めて

 

 

近くでよく見ると、種類によって細さや色の違いがあります。

が、写真だと帯を付けていないとほとんど同じに見える・・・

 

食感や味についてはそれぞれ特徴があり、紫の縒つむぎは1本1本の主張がある、青の夢双は歯ごたえ(茹で加減もあるかもしれません)があるとか、それぞれ少しずつ違います。

 

この中で最高級品なのが三神で、見た目からして細く、かなり繊細。気を抜くとすぐ折れてしまいます。

茹で上がりも細くなめらか。

食感は、口に入れるともう明らかに細いのですが、他の種類が1本1本の食感を感じるとすると、三神はなんというか集団!という感じ。

繊細な細い麺が集団で喉をとおっていく感じで、不思議な食感でした。

 

 

今回試した中では、私は紫帯の”縒つむぎ”が好みかも、という感想でした。

機会がありましたら好みの種類を探してみてください。

 

 

 

薬味と味変

 

 

今回は麺そのものでちょっと贅沢をしてみましたが、普通の素麺でもいろいろな薬味を揃えたり、麺つゆ以外の味で食べるのも美味しいですよね。

 

山形に居る時に覚えた、夏野菜を刻んだ”だし”もピッタリ。

夏野菜の揚げ浸しなんかを乗せたらだいぶごちそうです。

 

 

 

暑いのでまだまだ出番は先になりそうですが、実はにゅうめんも好きです。

乾麺で保存も効くので、意外と年中お世話になっているなと思います。

 

 

 

 

今年も暑さで色が抜けて、頭頂部がコーヒー色からカフェオレ色に変わっているデッキ君。

 

初めて会った頃は顔も体ももっと白っぽい色で、野良の間は白くなったり茶色くなったりしていました。

家に迎えてからは、外にいた時のように白くならなくなりました。

不思議です。

 

ちなみにデッキ君は”スノーシュー”という品種の猫にとても似ていて、スノーシューで画像検索するとデッキ君がいっぱいいるみたいで変な感じです。

 

さすがにそろそろ涼しくなって、デッキ君もおいおいコーヒー色に戻ると思います。

 

それではまた次回、よろしくお願いいたします!

 
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