地鎮祭とは、基礎工事にかかる前に土地の神を祭り、工事の無事を祈る祭事です。
第4回は、新しいモデルハウスの現場監督を務めるテクニカル林の目線で地鎮祭の様子をお送りします。
HOMEPARTYのWこうきの内の一人が林
予定通りに解体は終わり、そこにはリーフの面影はなく更地になってました。
本当になくなってしまった…物思いにふけるディレクター吉玉の姿が、スタッフ皆の心境を表しているようでした。
解体期間中、自分たちでつくりあげ、6年間当たり前にそこに建っていた想いのつまったものが壊れていくのを眺めるのは、とてもさびしい気持ちでいっぱいでしたが、地鎮祭を迎えたこの日の朝、不思議と清清しいような前向きな気持ちで迎えることができました。
私が参加する地鎮祭としては非常に稀有な、晴天の空、
神様も新しい門出を祝ってくれているような気がしました。
お客様邸の地鎮祭のように、テントを張って、ブルーシートを敷いたりはしませんが、神様をお祭りするための祭壇やお供えものを整えて神様をお呼びする準備をします。
テントがないため準備中、紫外線に必死に抵抗する女性スタッフたち。
に見守られて椅子を拭く私。
暑い中ありがとう。
熊本城のお隣、加藤神社の神主さんによる修祓の儀、降神の儀、祝詞奏上が粛々と続きます。
土地の四方に塩をまいて、工事関係者などに災いが生じないよう祈願します。
通常はお客様に行っていただきますが、今回はディレクター牟田口が担当しました。
現場を担当するわたくし林が行いました。
「エイ、エイ、エイ」の声にも力が入ります。
工事の無事安全を祈って、参加者全員で玉ぐしを捧げました。暑さに負けずスーツ姿でびしっと決めた代表紺谷。
両腕のディレクター陣。
日差しに耐える女性スタッフたち。
右が私です
その後も撤饌の儀、昇神の儀と続き、神様を祭壇からお見送りしました。
私とデザイナー村本は椅子から溢れてしまいました。
無事に工事がすすみますように。
お供えもののお神酒をみんなでいただきます。
代表から、新しいモデルハウスも、リーフのようにみんなから愛される良いものにしましょうと、身の引き締まる挨拶。
スタッフの心がひとつになりました。
現場監督を務める身としては、これからが仕事の本番。
地鎮祭を終え、身が引き締まる思いです。
このみんなの想いがつまったリーフの跡地に数ヶ月後には完成する新しいモデルハウス。
図面通りにこなすのではなく、どうなったらより良くなるかを考えながら、
以前のリーフ以上に多くの人に愛着を持ってもらえるように
棟梁、業者会の職人さんたち、そしてホームパーティのスタッフ全員で取り組んでいこうと心に誓いました。
お供えものの鯛は、スタッフが美味しくいただきました。
工事の安全を考えて焼いて食べるのはあまり好まれないとのことで、牟田口シェフの手によってお刺身とあら炊きになりました。
ごちそう様でした。
次回は、新モデルハウスに込めたスタッフの想いをご紹介します。