こんにちは、イチノヘです!
なんだか9月とは思えない、涼しいを通り越して寒いような9月後半でしたね。
先日、通勤の時に見た阿蘇乙姫の温度計はなんと12℃!暖房をつけたくなる気温です。
まあ、毛皮を着ている猫たちにはあまり関係ないのかもしれませんが。
くつろいでいます。
・・・とてもくつろいでいます。座布団3枚とは贅沢者です。
山田くん、座布団2枚持ってって。
ところで、涼しくなってくるとうずうずし出すこの気持ち・・・
そう、それは
芋煮会がしたい・・・!!!
なぜでしょうか。青森では全く縁のない行事だったのに、山形に住んでいるたった4年のうちに秋になると芋煮をせずにはいられないカラダになってしまうとは・・・
ひとえに山形県民の皆様の深い深い芋煮愛のなせる業と言わざるを得ません。
ということで今回は芋煮の話をしようと思います。
山形や宮城、福島などの南東北で秋になると盛んに行われているのですが、春の花見のように秋になると様々な団体で行われる芋煮会。
家族で、職場で、友達同士で、サークルや部活で、などなど、あらゆる団体が秋になると(できる限り)河原に集まり、芋煮をします。
花見は桜の開花期間中、せいぜい10日間くらいのうちに行いますが、芋煮は9月〜11月初旬のいわゆる”秋”であればいつでもOKという、なかなか広い期間に開催されます。
ですので、例えば自分が大学生の時は
①友人グループAで芋煮会 ②サークルの芋煮会 ③研究室の芋煮会 ④バイト先の芋煮会 ⑤友人グループBと芋煮会
など、複数回参加するのが常でした。
今年はコロナの影響で、特に大規模なイベント(日本一の芋煮会など)は中止になったと聞いています。が、どうしても芋煮をしなくては冬を越せないということなのか、なんとドライブスルー芋煮会なるものが開催されていました。
芋煮愛恐るべし。
できればどこかの河原で河原の石を組んでかまどを作り、薪を燃やして芋煮をしたいところですが。
(ちなみに南東北の芋煮が盛んなエリアではスーパーやコンビニにまで薪が積まれ、芋煮会セットとして鍋・おたま・菜箸のレンタル、数人前の具材・調味料セットが販売され、いつでも誰でも芋煮ができるよう万全の体制が取られています)
今回は村山風の、牛肉+醤油味で行きます(庄内風芋煮は豚肉で味噌味)。
里芋の皮を剥き、下ゆでしたこんにゃく、ごぼうと一緒に煮ていきます。
里芋の下茹ではしない代わりに、アクが出てくるのをこまめに掬います。
芋が柔らかくなったら、牛肉を加え火を通します。
アクをとったら醤油、砂糖、酒、みりんなどの調味料を加えます。
最後にキノコ類とねぎを入れ、ひと煮立ちさせたら完成。
いただきます‼︎
今回はごぼうとキノコを入れましたが、里芋の他は牛肉、こんにゃく、ネギさえ入っていればあとはなくてもOKという比較的シンプルな鍋です。
ご飯やおにぎりと一緒に食べるほか、実際の芋煮会ではシメにうどんを入れることが多いです。
そのままでもいいですが、多めに残した汁にカレールウを入れ、ゆでうどんを投入したカレーうどんがオススメです。
甘辛いダシをベースに牛肉と野菜の旨味がしみたカレーうどん・・・
とっても美味しいです。
機会がありましたらぜひお試しください。
アウトドアの料理といえばバーベキューが一番馴染み深いですが、芋煮をはじめ、先日挑戦していた燻製などアウトドア向きの料理は結構あります。
カセットコンロを使えば火の管理もラクで、手軽でそして美味しい。
いつもバーベキューで飽きたなあという時にもオススメです。
定番のアウトドアメニューにぜひ加えてみてください。
それではまた次回、よろしくお願いいたします!
※河原での、特に直火での煮炊きは禁止の場所が多いです。実施の際は各自治体や施設のルールをご確認ください。