こんにちは、お庭大好きを公言している むたぐち です。
お庭好きといっても雑木のお庭が好きです。
花や紅葉など季節を感じられることや、建物のまわりが小さな森のようになっていくことも
いいなぁと思っています。
と、こんなことをブログやお客様にもお話をさせていただいています。
以前もお会いしてことのない別の担当のオーナー様からご指名でリガーデンのご相談を頂いたりと・・・
ありがたいことです。
そんななか、HOMEPARTYの親玉さんの「アネシス」
そちらのスタッフさん達が事務所の花壇スペースをきれいにしようと計画をしていますとご相談をいただきました。
おー、いいじゃないですか!
「なに植えるんですか?」
「パンジーとか・・・。」
「・・・だめです。」
あ、これは完全に個人的な好みですが
一年草はすぐにきれいに咲いて目を楽しませてくれますが花を終えると枯れてしまいます。
ガーデニングを日々やります!というお家のお庭でしたらいいと思うのですが、なんと場所は玄関。
一年草ではなく四季を感じられる木々とお花がよいのでは!というお話をすると・・・
「一年草?花は何が?なにをすれば・・・?」
一緒にやりましょー!
ということで今回は出張お庭屋さんです。
場所はこちら
ちょっと寂しい感じです。
以前はアイビーが植えてありましたが、手に負えない成長をして数日掛りで撤去して砂利敷に。
そうなんです、アイビーは育てやすいですが地植えすると管理は大変です。
RCの壁で西日は大丈夫、天井に開口部があって少しの日差しと1日を通して半日陰。
雑木のお庭にもってこいです。
とは言え、この囲まれた地面だと水はけや通気が心配ですのでまずはそこからです。
作業中は泥だらけなので写真は無いのですが
まずは砂利をのけて土を掘り返します、そのごある程度の深さまで耕してから
枯れ枝を敷きこんでいきます。
その次に落ち葉をたっぷり敷いて隅に竹筒を置いて空気の通り道も作ります。
掘り出した土に腐葉土を混ぜて戻してあげると土の準備は完了です。
この上に優しく根鉢を配置してあげて優しく土をかぶせていくとしっかり根付いてくれると思います。
このひと手間で数年先の成長がちがってくると思います。
地面をただ掘って根鉢を埋めて植樹していることを見かけることがあるのですが
強い木だったりよい土壌だと何とか乗り越えてくれますが、そうでない木々は数年後に悲しいお別れをすることになると思います。
今回は我が家の木々の剪定枝や落ち葉をたくさん使って土壌改良をしたので元気に育ってくれるといいなと思います。
仕上がりは
おぉ~。いい感じです!
仕上げは割栗石でロックガーデンに
植物は
「シモツケ」ピンクのふわっとしたお花が楽しめる
「ハイノキ」一番背の高い子です。成長は緩やかで常緑でやさしい樹形で人気の木ですが日当たりはNGです。
「オオデマリ」丸くて白いボンボンのようなお花をつけてくれます
「アナベル」白のアジサイ
「ジューンベリー」花も実も楽しめる木です、朝日がしっかりあたる場所に配置してます。
「ドウダンツツジ」小さな白い花で、人気の枝ものの木です。
・・・白い花ばっかり。
完全に好みが出ています。
予定していなかった下のスペースもとっても気になりだして
丸く刈り込まれていたシルバープリペットなども剪定をやり直して自然樹形にちかい形に戻して
「ハルイチバン」と「ハクサンボク」「アナベル」を植え込んで
・・・石がたりない(笑)。
石は後日、本社の人で頑張ってもらいましょう。
とても良い感じになってくれました、と思ってます。
こんな感じで雑木のお庭が広がってくれると数年先には里山のような雰囲気が広がって、いいお庭から
いい風景になってくれるんじゃないかなぁと思ったりしています。
atelier leaf、すばこ、HOTOLI、本社、定期的に確認しないといけないお庭が増えました。
きれいに仕上り、お花の時期にまたご紹介したいと思います。