こんにちは、たのしい話が大好きな むたぐち です。
あ、漫才とかそういう話ではないです。・・・そっちも好きですが。
少し前になりますが建築家さんのお話を聞かせて頂く機会がありました。
「 堀部安嗣さん 」お家もですがお寺さんや瀬戸内海クルーズをする船など
いろんなものだけでなく、いろんなことを楽しめる場所を作っておられるのでお話を聞いてみたいなぁと
思っていましたらありがたい機会をいただけました。
前回同様、まじめなブログになりそうな・・・
いま現在の家は多くの家が「高気密、高断熱」になっています。
おそらくどこに行ってものそういう話を聞くことが多いと思います。
僕自身も性能がいいことにこしたことは無いと思っていますが、
そのために窓を減らして、小さくして、換気は機械に頼って窓も開けないというのは・・・
なんだかなぁと思ってしまうところもあります。
僕は大きな窓でお庭とつながる空間や景色を切り取った心地のいい場所がとても好きです。
そういう感覚的なことをどうやったら伝えられるかなぁと、ずっと思っていました。
そんな気持ちのなかお話スタートです。
高性能なだけの家を建てていくことが本当にいいことなのでしょうか?
いまからの家は 「 90 」安定した場所 と 「 30 」自然まかせの場所 でつくりませんか?
というお話です。全部書くととんでもない長文になりそうなのでだいぶ要約して
安定した場所とは、人でコントロールができる快適な室内、もちろん性能も大事にした部分をきちんと作るのは当たり前
でも皆さんずっと室内で過ごしたいですか?
僕はテラス席なんかの半屋外でご飯食べたり、ビール飲んだりするのか好きですけどどうでしょうか?
風が気持ちいい時期や桶に水をためて足だけ入れてみたり、景色を眺めたり、お庭の木々を眺めたり・・・
そんな時間がいいなと思っていませんか?
だからキャンプにいきたいなとか思っていませんか?
そういう、人ではコントロールできないけど床や屋根など建築の一部で包まれた場所で心を休める。
そんな場所が家にあるととてもいい。
そしてそんな場所をつくると建物の佇まいが優しくなる。
自分の家の中の事だけを考える外観にならないような気がします。
そうやって自然がある場所が増えることが暮らしにとっても景色にとってもとてもいいと思っています。
・・・とても気さくでやさしい話し方、ちょっと笑いもあり。
なんだかお話を聞いていて心がぎゅ~っとなりました。
いつもこんな感じのことを話すように心がけていましたがこんなに上手には言葉にできていませんでした。
すっと沁みこんでなんだか晴れやかな気持になりました。
言葉にする。
とても難しいような簡単なような・・・まだまだ精進が必要です。
でも改めて家をつくるという楽しみをちゃんと伝えていきたいなと思いました。
ちなみに
そんな堀部さんが設計された 家 と 時の納屋 という施設を見学させていただけました。
お話いただいたような空間や景色を楽しむ工夫
風が通る空間
想いを言葉にして、言葉にしたものを形にする。
家を建てる。
あらためてやりがいを感じることができる気持ちのいい時間をいただきました。
暑い日々が続きますが頑張っていこうと思います。